【Cubase】Cubase7 のアンプシミュレーターの実力に迫る② 〜 VST Amp Rack 編 〜
こんにちは。
前回の記事で Cubase7 付属の アンプシミュレータープラグイン、 AmpSimulatorの試し弾きをしましたので、今回は付属のもう一つのアンシミュプラグイン、 VST Amp Rack を使ってみたいと思います。
AmpSimulator に関しては、完全にアンプシミュレータのみの機能になりますが、VST Amp Rack は アンプシミュレータ+マルチエフェクター という構成になっており、このプラグインのみで音作りを完成させられるプラグインとなっております。
使い方はドライ録音をしたギタートラックの Insert から Distortion →VST Amp Rack を選択します。
すると、こんな感じでプラグインウインドウが出てきます。
後は好みに合わせて音作りをしていきます。
Pre-Effects
アンプの前段に使うエフェクトを設定します。
Amplifiers
使用するヘッドアンプモデルを選択します。
Cabinets
使用するキャビネットモデルを選択します。
Post-Effects
アンプの後段に使うエフェクトを設定します。
Microphones
マイキングシミュレーションの位置、及び2つのマイクシミュレートサウンドのブレンド比率を設定します。
Configuration
ステレオトラックの場合、ギターアンプを2台鳴らすシミュレートが可能です。(それぞれのアンプを別設定にするのは不可)
Master
最終的な音質、音量の調整を行います。チューナーも搭載されています。
〜音出し〜
正直、デフォルトのプリセットがかなーり微妙だったので、ここで弾いている音色は全てオリジナルプリセットになります。各音色の設定に関して、ポイントを絞って解説しますが、全て載せている訳ではありませんので、設定の詳細をご希望の方は、ブログコメントやTwitter等、何らかの形で気軽に連絡いただければと思います^-^
クリーントーン
♪ L'Arc en Ciel いばらの涙
アンプはDeluxeを使用。
ゲインは最小値。こもり気味なので、トレブル以外を削ります。
キャビネットは Deluxe 1 × 12
コーラスとリバーブで味付け、こもり気味だったのでイコライザーでローを更にカットしています。
ローゲイン
♪ L'Arc en Ciel Driver's High
アンプはPlexi。つまみは全部フラットで丁度いい感じです。
キャビネットは Tweed 4 × 10 を使用しています。
ハイゲイン
♪ Judas Priest Painkiller
アンプ前段エフェクトに、ノイズ対策のためのゲート、音を太くためにオーバードライブを使用します。
アンプは Plexi Lead。音がドンシャリ過ぎて芯が無かったので、ベースとトレブルをざっくり削ります。
キャビネットは Diamond 4 × 12
芯がまだ足りなかったので、後段のEQでミッドを少し盛ります。
リード
♪ L'Arc en Ciel Driver's High
上記のハイゲイントーンの後段エフェクトにディレイを加え微調整
いかがでしょうか。。
アンプシミュレーター自体の音質感は AmpSimulatorとそこまで変わらない印象でしたが、前段、後段に各種エフェクトを使用する事が出来るので、しっかりと作り込めばそれなりに音は出せそうですね!!
Cubaseユーザーの方は、使ってみて絶対損はないプラグインかと思いますので、ぜひ使ってみてください^-^
参考記事